1)木造住宅の構造耐力上主要な部分(柱・梁・床・壁など)に、荷重(自重や積載荷重等)や外力(地
震や風圧等)が作用した際に生じる応力(抵抗力)を計算する(7~9ヶ所の連続した計算)
(2)構造耐力上主要な部分の断面に生じる長期・短期応力を、応力の組み合わせによって計算する
(3)構造耐力上主要な部分ごとに計算した長期・短期応力度が、長期・短期許容応力度を超えないことを確かめる
(4)構造耐力上主要な部分である構造部材が変形・振動により使用上支障が起こらないようにする、など。
※結論として、簡単にわかりやすく言えば、許容応力度計算は構造材や金物、その関連した連続する振動や耐震強度を計算することによって、その建築物がいかに強いかを計算する方法です。
いわば、「地震からは固めて守る」計算方法です。
ですから、基礎はベタ基礎がベストで相性がいいです。
大きな地震が来ても構造部分は倒壊しなく、基礎部分がずれる程度で済むという感じです。
これに対して、日本古来の在来木造住宅は違います。なぜ、大きな地震が来ても、五重塔や清水寺は倒壊しないのかと疑問があると思います。それは、大きな地震の強い揺れに対して、「その力を逃がす」技術があるからです。
具体的には、
①基礎が丸い石でその上に構造柱がのっている。
②耐力壁は筋交いだけで構成されている。
③梁と柱の接合部は仕口で構成され、クギを使わず、はめ込んであるだけである。
④柱は土台の上にのっている。
⑤壁は土壁または漆喰でできており、その中に繋ぎとして竹こまいが使われている。
だから日本古来の在来工法は地震に強いのです。
しかしながら、ここで大きな問題があるのは、現在の木造在来工法です。
それは、地震に対して「その力を逃がす」工法になっていないからです。この答えはまた、先の考察で紹介していきたいと思います。
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